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植木・屋外樹の育て方(基本)

<置き場所・植え場所> は陽樹と陰樹で区別してあります。
<置き場所・植え場所>
 
陽樹
(日当たりを好む植木)は、屋外のよく陽の当たる場所で管理して下さい。

陰樹
(半日陰を好む植木)は1日のうち数時間だけ陽の当たる場所で管理して下さい。

どちらも一般的に 潮風の当たる場所は潮害になるおそれがありますので避けましょう。
またクーラーの室外機や、ガスの温熱器の近くもお避け下さい。
そして建物や壁に引っ付けて植えるのも風通しが悪くなりよくありません。
とくに夏場は蒸れ枯れしないよう、風通しのよい場所にて管理して下さい。

<水やり> 

水やりの基本は、『土の表面が乾いてきたらたっぷりとやる』 が大原則です。

少し曖昧な言い方のようですが、樹種や季節、置いてある環境・土質の違いにより水の乾き方は違います。
従いまして、土の表面が乾く=根が水を求めている としてその時に根全体に行き渡るようたっぷりと潅水して下さい。

葉水=葉に水をかけることも葉ダニの予防などに大変有効です。
但し寒冷期や酷暑時期は冷害や葉焼けの原因になりますので控えましょう。
<施肥>

植木の肥料やりは2月に油粕などの有機肥料を(使用説明を読み)適量やり、あとは
5〜6月に一度(化成肥料・有機肥料いずれでもよい)、9月頃にもう一度やれば充分です。
但し花木で施肥時期に花が咲く品種の場合は、花が咲き終わってから与えて下さい。

なお、施肥で最も気をつけて頂きたいのが『やり過ぎ』です。肥料をやり過ぎますと肥あたりといって
最悪は枯れに至る場合もあります。肥料不足でも枯れる事はありませんので、
やり過ぎはやらない方がまし。過ぎたるは及ばざるが如しとして用量を厳守して下さい。

(補足)
栄養剤や活力剤は肥料ではありません。多少の肥料分が入ったものもありますが、これらは主に
弱った植物に勢いを与える(効く効かないは別として) 薬剤ですので混同しないようにご注意下さい。

<植替え>

植物は、適した環境で適切な水やりをすれば当然成長します。
鉢植えの場合は、適正サイズから2〜3年で根詰りが始まります。
根詰りし過ぎると新しい発根が鈍くなり成長に悪影響が出ますので、2〜4年に1度は植替えが必要になります。

鉢物の植替え方法は鉢からスッポリと抜き、根の状態を観察し、がちがちに根詰りしている場合は
根の表面を逆立てるように全体をほぐしましょう。そして2〜3割程度大きい鉢に培養土で植えて下さい。

黒っぽくなった古い根が見える場合はその部分を切除してから植え直しますが、
黒っぽい根が多くて、白く細い根が少ない場合は根腐れ気味になっていますので
鉢を大きくせずに、それまでの鉢に新しい培養土(下記参照)で植え直して下さい。

植替えの最適期は常緑樹は4月前後か9月が一般的です。
落葉樹は3月上旬か落葉直後が理想です。

培養土のつくり方

GDPでは標準的な培養土として、赤玉土と上質腐葉土を6:4くらいに混ぜて使用しています。
陶器鉢やハンギングバスケットなど少しでも軽く仕上げたい場合は、これにパーライトや発泡スチロールを混ぜ
軽量化と水はけを両立させています。底土は水はけをよくする為に入れますので、必ず入れないといけないものではありません。

以上が植木の育て方の基本となります。

植物を健康に育成する為の基本管理四則もご参考にして下さい。
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